
2013年予定発売予定のPlayStation3ソフト
BEYOND: Two Souls (ビヨンド ツー ソウル) ゲーム開発で行っているパフォーマンスキャプチャーについて公式にメイキング映像が出されています
パフォーマンスキャプチャーとは、従来から行っているモーションキャプチャーより
さらに精細に収録するスタイルで、今までのボディ収録に加え、フェイシャル、フィンガー、
装飾した付属物(髪の毛や尻尾とか)、大道具、小道具など、
すべて取り込んだようなモーションキャプチャースタイルです。
BEYOND: Two Souls (ビヨンド ツー ソウル)の開発現場とMotionCaptureについて
少し考えてみようかと思います
BEYOND: Two Soulsのパフォーマンスキャプチャー
BEYOND: Two Souls ウィレム・デフォー 登場トレーラー(日本語字幕版)
吹き替え版はこちら比較として字幕版で見てみましょう
BEYOND: Two Souls ウィレム・デフォー インタビュートレーラー
動画を比較してみるととても興味深いですね
顔に複数のモーションキャプチャーのマーカーが見受けられますね
こういった表情を含む収録をパフォーマンスキャプチャーと呼んでいます。
とにかく下準備が大変です
開発陣
- 大道具、小道具
- スタジオの手配(自社製なら良いですがw)
- 常駐するスタッフ
- 役者への配慮
など機材の多さ、アシスタントなどにコストが大きい。
言わば、テレビ局のようなもの
役者陣
- 演技の段取り
- 台本覚え
- 体調管理
- 子役の場合に注意する拘束時間
- 芸能事務所などの契約
- キャプチャースーツ着用
- フェイシャル用のマーカーや付属物の装着
それぞれの都合を合わせて、ようやくモーションキャプチャーの収録が出来る訳で正直大変です
BEYOND: Two Souls (ビヨンド ツー ソウルズ)は、役者の表情も収録する流れなのでどのような苦労が
あるのかを見てみましょう。
BEYOND: Two Souls公式ページです
パフォーマンスキャプチャー
BEYOND: Two Souls パフォーマンスキャプチャー紹介トレーラー
普通に考えて面倒くさい、これが答えでしょう。
ハリウッドの3DCG映画なども当たり前になっていると思います。
でも、このこだわりがあるからこそ、すばらしい作品が出来上がるのですね!
動画の2:16辺りから興味深い内容があります
お面を利用して、マーカーの位置を記憶しておく手段をとっていますね
こういった手法は結局のところルールがある訳では無いので、どれだけアイディアを出せるかが肝心です
クアンティック・ドリーム (Quantic Dream)フランスのパリにある映画やゲーム制作会社
前作のHEAVY RAIN(ヘビーレイン) -心の軋むとき- もこの会社が制作しました
さて、これらのすばらしい技術が出てきて居ますが、
今までは企業秘密としてあまり公表されて来ていませんでした
ここ最近になって隠さずにメイキング映像を出してきていますね。
日本ではあまり公表している傾向が少ないですね
また、パフォーマンスキャプチャーも少ないです。 何故か?
単純に文化の違いでしょうか。
一概には言えませんが、日本では2Dアニメーションがやっぱり根強いですね
モーションキャプチャーのアクターは登場キャラクター本人ではない!
日本では声優の人気が大きい事が大きいです
海外では役者とキャラクタは同一人物になっている事が多いです
そのため、モデリングもフェイシャルも、そしてボイス収録も同じな為、都合が良いのです
どの構成が良いというのはなく、ユーザーが求めているものを作ってこそのコンテンツですから
その文化に合わせればよいのです
ただし、世界規模で販売を仕掛けるにあたっては、文化を強調しすぎるとウケが悪いですね
だだ、モーションという観点では世界共通の美意識があると思いますので
これからも探求し続けたいです。
http://gamemotion.blog87.fc2.com/blog-entry-94.htmlパフォーマンスキャプチャーの魅力と苦労【BEYOND: Two Souls】